こんにちは！横浜市磯市区の歯医者、「やまざき歯科医院」です。近年マウスピース矯正のなかでもインビザラインが注目を集め、昔よりも身近なものになり、希望する人も多くなってきています。

「インビザラインで矯正中に妊娠した」「現在妊娠中だけどインビラインで治療はできる？」という質問をよく耳にします。妊娠や出産は女性にとって大きなライフイベントなので、現在矯正治療中の人もこれから治療を検討している人も不安が大きいですよね。

そこでこの記事では、妊娠中のインビザラインについて詳しく解説していきます。この記事を読んでいただければ不安や疑問も少しずつ解消されるはずです。  ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

結論…妊娠していてもインビザラインでの治療は可能

 

最初に結論を申し上げてしまうと、妊娠中でもインビラインでの治療は可能です。マウスピース矯正に限らず、ワイヤー矯正でも基本的には治療は不可能ではありませんが、ワイヤー矯正よりも痛みが少なく取り外しもできるという点から、マウスピース矯正の方が負担やストレスが少なくなると考えられています。

 

妊娠中にインビザラインをする際の注意点

妊娠をしていてもインビザラインでの治療は可能ですが、妊娠中はお腹の中の赤ちゃんと患者様自身の健康と安全が何よりも優先されます。ホルモンバランスが乱れやすく、心身共にデリケートになりやすい時期なので、通常よりも注意して生活する必要があります。

 

①つわりがひどい時や体調不良が続く時は矯正治療を中断することがある

妊娠中はホルモンバランスが影響し、貧血やつわりなどの症状のほか、精神的にも不安定になりやすくなります。つわりの度合いや心身の状態は個人差がありますが、矯正治療が負担に感じストレスになってしまう場合は、速やかにマウスピースを取り外し、健康を優先させてしっかり休みましょう。場合によっては矯正治療を中断することも少なくありませんが、治療は再開することができるので無理はせずに休息をとることが大切です。

 

②妊娠性歯肉炎や虫歯になってしまうことがある

ホルモンバランスに変化がある時期なので、人によってはつわりが酷いとブラッシングもむずかしくなってしまいます。ブラッシングができないと歯茎に炎症が起こりやすくなり、「妊娠性歯肉炎」というお口の病気になってしまうリスクがあります。歯周病が進行してしまうと、お腹の中の赤ちゃんにも影響が出てしまうことがあるため、妊娠中にインビザラインをする際は、歯周病予防はとても重要になります。

また、原因には個人差がありますが、妊娠をした途端虫歯が増えたということはよくあります。通常よりも虫歯になりやすい状態であることをしっかり自覚し、自己管理を徹底しながら定期検診で担当医に診てもらうことが重要です。

 

③歯科医院の担当医、産婦人科の担当医と連帯をとる

歯科医院へ妊娠したことを伝える、産婦人科へ矯正治療をしていることを伝えるなど、両院で連帯をとることは健康を守るためにとても大切です。どちらの担当医にも自分の身体の状態を共有しておくことで、トラブルを防ぐことに繋がります。

 

④治療計画や通院について担当医とよく相談する

妊娠中にインビザラインをする場合、思うように通院できなかったりして治療計画に影響が出てしまうことがあります。焦らなくて済むようにあらかじめ通院に関する相談や、治療計画の調整などを担当医と相談しながら調整しておきましょう。

 

 

【最後に】

今回は妊娠中のインビザラインについて、注意点や意識することなどをご紹介してきました。妊娠中に一番大切なのは心身の健康を守ることです。ワイヤー矯正と比較するとインビザラインでの治療は負担やストレスが少なく済む治療ではありますが、矯正をしていない生活と比較するとやはり多少の負荷はかかってしまいます。

 

つわりがひどい時や体調がすぐれないとき、ストレスを感じてしまう時はインビザラインを外した状態でゆっくり休みましょう。治療計画の調整は必要になりますが、矯正治療は元気になってからでも再開できるのでご安心ください。

 

 

当院では、インビザラインによる歯列矯正の相談をお受けしております。気になる方は下記のリンクからチェックしてみてくださいね。

 

～当院のインビザラインの紹介～

https://dental-yamazaki.com/treatment/ortho.php