歯の豆知識

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ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いや特徴

こんにちは!横浜市磯子区の歯医者「やまざき歯科医院」です!

 

歯並びが悪いと噛み合わせが悪くなるだけではなく、審美的な面でも気になるようになり、コンプレックスを感じやすくなってしまいます。

 

歯列に関する悩みを抱えている人には、歯列矯正がおすすめです。この記事では従来からのワイヤー矯正と近年人気を集めるマウスピース矯正について解説していきます。

 

 

■ワイヤー矯正とマウスピース矯正

 

*ワイヤー矯正

 

ワイヤー矯正は、従来からの歯列矯正方法で、歯にブラケットと呼ばれる器具を装着してワイヤーを通し、矯正力をかけることで歯を適切な位置に移動させる方法です。適応できる症例が多く、実施している歯科医院が多いのがメリットで、細かい調整にも向いています。自己管理が苦手な人でも効率良く歯列矯正ができます。しかし、締め付けられるような痛みに悩む人も多く、種類によっては矯正装置が目立ってしまいます。取り外しができないので食事制限もあり、虫歯や歯周病になるリスクも高くなるので、注意が必要です。

 

*マウスピース矯正

 

近年注目を集める歯列矯正の方法で、歯科医院で歯型を採取しマウスピースを制作します。マウスピースを1日20〜22時間以上装着し、1週間〜2週間おきに新しい段階へのマウスピースへと交換することで歯を正しい位置へ移動させていきます。透明なので矯正していることが目立たず、痛みもほとんどないのがメリットです。また、取り外しができるので、食事制限もなく自由度が高いのも特徴です。しかし、マウスピース矯正を提供している歯科医院はまだ日本では少ないのが現状です。適応症例もワイヤー矯正に比べると制限を受けることが多くなります。

 

 

■マウスピース矯正の中でも人気の高い「インビザライン」

 

マウスピース矯正の中でも特に人気を集めるのが、アメリカのアライン・テクノロジー社で1997年に開発されたインビザラインです。世界100か国以上の国で使用されており、2021年時点で1,000万人以上の患者数がいる、信頼と実績のあるマウスピース矯正です。

 

また、インビザラインは、歯科医師と患者様が現在の歯列の状態と治療の流れを、コンピューター上に再現された3D画像で見ることができます。治療の流れを見ながら治療計画が立案されるため患者様の安心にも繋がります。

 

 

 

 

*インビザラインの治療の流れ

 

 

①カウンセリング

患者様の要望やお悩みを聞きながら、それを改善するための適切な矯正治療方法を担当医から説明致します。不安なことや疑問があれば、カウンセリングで聞いておくと良いでしょう。

 

②検査(スキャン)

 

インビザラインは歯列だけでなく、お口の中の健康状態もとても大切です。虫歯や歯周病の有無など、レントゲン撮影やCTスキャンなどを用いて口腔内の全体的な健康状態の検査が行われます。

 

③クリンチェック

 

3Dスキャナー機能を用いて、治療のシミュレーションや治療計画の立案などのクリンチェックがおこなわれます。患者様と担当医がコンピューター上に3D画像で映し出された画像を目視で確認しながら治療の流れを見ることができるため、患者様の安心にも繋がります。説明と同意を経て、ようやくマウスピースの発注が行われます。

 

④矯正治療開始・定期検診

 

制作されたマウスピースが届いたら、歯列矯正治療が開始されます。1週間〜2週間毎ごとに新しい段階のマウスピースへ交換し、1日20〜22時以上装着することで、少しずつ歯を正しい位置へ移動させて歯列を整えます。

 

⑤保定期間

 

インビザラインで治療が完了したあとは、後戻りを防ぐための保定期間が必要になります。矯正によって整えた歯並びを、そのまま適切な位置に留めておくために、リテーナーと呼ばれる保定装置を装着します。保定期間は矯正治療期間と同じかそれ以上の期間が必要になります。

 

 

■最後に

 

歯列矯正に「痛そう」「矯正装置が目立つ」という不安を抱く人でも、マウスピース矯正なら不安を軽減できます。当院でも矯正治療を実施していますので、ぜひご相談ください!