歯の豆知識

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All on 4(オールオンフォー)にリスクはある?知っておきたい失敗例

こんにちは。横浜市磯子区の歯医者「やまざき歯科医院」歯科医師 宮本です。

今回の記事では、オールオンフォー治療をする前に知っておきたいリスクや失敗例をご紹介します。治療を受ける際の参考にしてみてくださいね。

 

「All on 4(オールオンフォー)ってどんな治療?

 

何らかの原因で自分の歯を失ってしまった場合に、そこを補うための治療方法として、インプラント治療という選択肢があります。インプラント治療は、基本的に失くしてしまった歯1本の顎骨に対し、1本のインプラント体を埋め込み、その上に人工歯を装着していきます。しかし、失ってしまった歯の本数が多いと、1本に対し1本埋入していくのは、身体的な負担も金銭的な負担も大きくなってしまいます。そんなときにおすすめなのがオールオンフォーと呼ばれるインプラント治療です。オールオンフォー治療は、1本に対して1本インプラント体を埋め込むのではなく、わずが4本のインプラント体を顎骨に埋め込み、前歯から奥歯まで一体化しているインプラントの人工歯を使用して全ての歯を作る方法です。

 

オールオンフォーが向いている人は?

 

オールオンフォーはとても画期的な治療ですが、失ってしまった歯の本数が少ない場合や、自分の歯が多く残っている場合(多く残せる場合)は、適していません。一方で自分の歯をほとんど残せないケースや、残っていない場合、現在すでに総入れ歯を使用していて不快感を感じていたりトラブルを抱えている人に適しています。オールオンフォーは、顎骨に埋め込む本数が4本と少ないので、身体的および金銭的な負担も軽減されます。

 

オールオンフォーのリスクや失敗例

 

オールオンフォーのリスクは、いってしまえばインプラント手術でおこりうるリスクに直結してきます。実際どんな失敗例やリスクがあるのでしょうか。

 

①顎骨とインプラントが結合しなかった

 

オールオンフォーだけに限った話ではなく、インプラント治療全般にいえることですが、インプラント治療は顎骨とインプラント体(人工歯根)がしっかり結合することが重要です。技術的な問題や骨の量や質の問題、お口の中の衛生状態や全身の健康状態による問題など、あらゆる要因によりインプラント体と歯槽骨がしっかり結合しないことがあります。歯科医師の技量に関しては歯科医院選びから慎重に行う必要があります。公式ホームページやSNSなどで症例を見たり、口コミを見たり、しっかり情報収集し、カウンセリングもいくつか受けるようにしましょう。インプラント治療は自由診療なので価格は歯科医院によって異なりますが、安いだけで判断するのは危険です。総合的にみて判断しましょう。

 

②インプラント体を埋入時のズレ

 

インプラント体を埋め込む前には、診察や検査などにより綿密に治療計画が練られますが、計画通りの深さや位置、角度に埋め込むことができないと、人工歯やインプラント自体に負荷がかかり、バランスが損なわれてしまいます。すると噛み合わせにも悪影響が生じてしまいます。また、ズレが大きい場合、血管や神経を傷つけてしまうことにもなりかねません。

 

③インプラント周囲炎(歯周病)になった

 

インプラントは虫歯のリスクはありませんが、歯根膜がないため歯周病のリスクがあります。インプラントの周囲の歯茎が歯周病になってしまう「インプラント周囲炎」とよばれる特有の疾患が存在するくらい歯周病には感染しやすいということを覚えておきましょう。インプラント周囲炎を予防するためにはまず、おうちでの基本的なケアをしっかり丁寧に行うことです。セルフケアに加えて、歯科医院での定期健診も忘れず行いましょう。

 

まとめ

 

今回はオールオンフォー治療について、リスクや失敗例などをご紹介してきました。メリットだけでなくデメリットや注意点もしっかり理解したうえで、自分に適した治療かどうかを慎重に判断しましょう。

 

当院でもオールオンフォー治療を実施しております。患者様ひとり一人に合った方法をご提案させていただきますので、気になる方はぜひ一度ご相談ください。