こんにちは。横浜市磯子区の歯医者「やまざき歯科医院」です!
この記事では、自分の歯を失ってしまう原因と、失ってしまった場合におすすめの治療方法、最新のインプラント「All on 4(オールオンフォー)」について詳しく解説していきます。
自分の歯を失う原因は?
自分の歯を失う原因のほとんどが、歯周病と虫歯といわれています。失う位置は奥歯からというケースが多く、奥歯が失われてしまうとそれよりも前にある歯は噛み合わせを支える力が弱いため、さらに失われやすくなる悪循環になってしまいます。年齢でも失う原因の割合は変わってきます。一般的に年齢が若い場合は虫歯の進行によるものがほとんどですが、年齢を重ねるにつれ、歯周病が原因の多くを占めるようになります。
虫歯で歯を失うのはなぜ?
虫歯はミュータンス菌をはじめとする虫歯原因菌が酸を出し、歯の表面のエナメル質を溶かしてしまい、穴をあけてしまう歯科疾患です。虫歯を治療しないまま放置してしまうとどんどん進行して象牙質に達し、最終的には歯の神経まで及びます。歯の神経まで進行してしまった場合、根管治療をすることで歯を残せる可能性もありますが、神経が死んでしまっている場合は歯を抜歯することになります。これが虫歯の最悪のケースです。また、仮に歯を残せても神経を失った歯は寿命が短くなり、丁寧なセルフケアと歯科医院でのメンテナンスを行わないと将来的に歯を失うリスクも高くなります。「虫歯になっても治療すれば大丈夫」と思っているかもしれませんが、虫歯になるのは歯を失うリスクもあるということをしっかり自覚し、まずは虫歯の予防を徹底することが大切です。虫歯になってしまったら、早い段階で治療しましょう。
歯周病で歯を失うのはなぜ?
総合的に見て、歯を失う原因でもっとも多いと言われているのが歯周病です。歯周病は虫歯とは異なり、細菌感染による歯茎の炎症なので、進行してしまうと歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)という顎骨まで溶かしてしまいます。支えている顎骨が溶かされてしまうと、歯は支えを失うので、結果的に歯を失ってしまうことになります。歯周病の進行を早めてしまう原因は、歯石です。歯石は細菌の塊であるプラークが唾液によって石灰化して硬くなってしまったもので、こうなってしまうと歯磨きで落とすことはできません。歯石ができてしまうと歯周病菌も活発に繁殖してしまい、歯茎が炎症を起こします。虫歯と歯周病を併発している場合はさらに歯を失う確率が高くなります。
天然歯を失ったらどうする?
歯を失ってしまった場合、すみやかにその箇所を補う治療が必要になります。保険診療ではブリッジや入れ歯などの治療方法がありますが、自由診療であればインプラントを選択できます。インプラントはブリッジや入れ歯よりも寿命が長く、審美性にも大変優れていますので、当院でもおすすめしております。
歯をすべて失った場合やほとんど残せない場合はAll on 4(オールオンフォー)がおすすめ
失った歯の本数が少ない場合は、歯がまだ残っている場合は通常のインプラントが推奨されますが、歯をほとんど残せない場合や、歯をすべて失ってしまった場合は、最新のインプラント治療「all on 4(オールオンフォー)」がおすすめです。
オールオンフォーってどんな治療?
一般的なインプラント治療は、1本の歯に対して1本の人工歯根=インプラント体を埋め込み、人工歯を取り付ける治療方法なのに対し、オールオンフォー治療は、人工歯とインプラント体が一体化している形状のものを使用し、顎骨に埋め込むのは4本のインプラント体だけです。つまり、顎骨に4本のインプラント体を埋め込むだけですべての歯を補うことができるというわけです。オールオンフォー治療のメリットデメリットをわかりやすく整理してみましょう。
オールオンフォー治療のメリット
①4本のインプラント体で全ての歯の機能性を回復
オールオンフォー治療は、たった4本のインプラント体を顎骨に埋め込むことで、すべての歯を補うことができます。すべての歯を失ってしまっても1本1本治療する必要はありません。
②心身への負担が少ない
従来からのインプラント治療の場合、1本の歯に対し1本のインプラント体を埋め込む必要があります。外科手術を要するため治療する歯の本数が多ければ多いだけ心身への負担もその分大きくなりますが、オールオンフォー治療は4本のインプラント体を埋め込むだけなので心身への負担も少なくなります。
③治療費用を軽減できる
1本に対し1本インプラント体を埋め込む通常のインプラント治療よりも、オールオンフォー治療は治療費用を軽減できます。すべての歯を失ってしまった場合や残っている歯がほとんどない場合、またはほとんど残せない場合はほかの治療方法と比較してもかなり安く済みます。
④自分の歯とほとんど変わらない噛み心地
機能性はインプラント治療と同じなので、自分の歯と同じような噛み心地を実現できます。入れ歯のように違和感もなく、生活の質も向上します。
⑤審美性に優れている
人工歯の素材はセラミックなど見た目が天然歯に近いものが使用されるため、審美性にも大変優れています。見た目を気にする方にもおすすめです。
オールオンフォー治療のデメリット
①残っている歯が多い場合は適用できない
すべての歯を失った場合や、残せる歯の本数がほとんどない場合に適した治療のため、失った歯の本数が少ない場合は適用できません。
②自由診療なので治療費用は保険診療よりも高い
インプラント治療で1本ずつ治療するよりも治療費用は抑えられますが、保険診療でできる入れ歯よりも費用は高額になります。費用の負担を抑えたい場合は医療費控除を活用するのがおすすめです。
③残っている歯は抜歯が必要になる
オールオンフォー治療は歯が残っている状態では治療できないため、残っている歯がある場合は、抜歯することになります。
④取り扱い医院がまだ少ない
オールオンフォー治療は、従来からのインプラント治療よりも新しい治療方法なので通常のインプラント治療よりも取り扱っている歯科医院がまだ少ないのが現状です。
オールオンフォー治療後も歯周病に要注意
オールオンフォーも通常のインプラントと同様、人工物なので虫歯のリスクはありません。しかし、インプラント周囲炎という疾患名もあるように、インプラント治療後は歯周病のリスクが高くなります。喫煙習慣があったり飲酒の量が多かったりと、乱れた生活習慣がある方は、要注意です。インプラントの寿命を縮めてしまう可能性もあるので、日々のセルフケアを丁寧に行い、整った生活習慣を意識しましょう。また、治療後は担当医の指示に従って定期的にメンテナンスに通うことも重要です。
当院のオールオンフォー治療
当院ではこの記事で紹介した、画期的かつ最新の治療方法「オールオンフォー」を取り扱っております。オールオンフォー治療は希望すれば誰でもできる治療ではありませんが、オールオンフォー治療ができないケースでも、患者様の状態を診たうえで、最適な方法をご提案させていただきます。
当院のオールオンフォーの詳細はこちら▼
https://www.dental-yamazaki.com/treatment/all-on-4.php
まとめ
インプラント治療やオールオンフォー治療が気になっている方や詳しく知りたいという方はぜひ一度当院にご相談ください。みなさまの健やかな人生のためにしっかりサポートさせていただきます。