こんにちは!横浜市磯子区の歯医者、「やまざき歯科医院」です。
私たちは、歯科関係者である自分自身が受けたいと思える治療、そして、自身の家族にも受けてもらいたいと心から思える治療を患者さまに提供することを心がけています。
歯科では治療技術のアップデートはもちろんのこと、治療に用いる器具の技術革新も著しく進んでいるため、私たちも日々最新の情報を入手し、最良の治療を提供できるよう研鑽を積んでいます。
さて、歯医者さんといえば痛みがつきものであるようなイメージで捉えられてしまうことが多いのですが、当院では痛みを少なくする治療として、さまざまな工夫をしています。きょうはそれらの工夫をご紹介いたします。
目次
麻酔の時も、痛くしません 〜注射での4つの工夫〜
「チクッとしますよ〜」といって打たれた麻酔の注射がとても痛かった記憶をお持ちの方は少なくないと思います。歯茎に注射針が刺さる瞬間に感じる痛みは、びっくりするほど強く感じられるようです。治療を始める前から痛いのでは、治療を始めようという気持ちにもなれませんよね。そこで、当院では3つのことに気を配り、麻酔注射から痛くないように工夫しています。
極細の注射針で痛くない
病院で用いられる注射針にはさまざまな太さがあります。一般的に、点滴や輸血に用いる注射針は直径1.25mm程度、インフルエンザワクチンなどの注射針は直径0.46mm程度です。当院が麻酔で使う注射針は、直径0.26mm程度の細いものを使っています。細い針を使うことで、歯茎に針が刺さる時の衝撃を抑えられるのです。
電動麻酔注射で痛くない
注射針が細いと、麻酔液が注入される圧力が強くなってかえって痛みを感じるのではないか?と思われるでしょうか。従来は医師の感覚で注射時の圧力をコントロールしていましたが、当院をはじめ、多くの歯科医院では電動麻酔注射を使ってより精密に圧力を調整し、患者さまが痛みを感じないようにしています。
麻酔液は「人肌」で痛くない
麻酔液にも細かな工夫がされています。冷たいものを口に入れると歯にしみることがありますよね?注射液も冷たいと不快な思いをさせてしまいます。ですので、当院では麻酔液を専用の機器で人肌程度にあたため、麻酔注入時の刺激を抑えています。
必要に応じて、表面麻酔します
「そうはいっても、やっぱり針を刺す瞬間が痛いんじゃないの?」と心配される方もいらっしゃるでしょう。当院では、状況に応じて麻酔注射の前に表面に塗る麻酔を施すことで、注射針が入る瞬間の痛みを緩和します。表面麻酔は、患者さまのお口の状態によって変わります。
レーザー治療の組み合わせで、治療中の痛みを感じさせません
むし歯の治療や歯石を取る時に歯をがりがり削る時の痛みは、多くの場合歯の象牙質や周辺組織への振動によるものになります。当院では、波長の異なるレーザーを使い分けることで、痛みの少ない治療を実現させています。
たとえば、虫歯の部分を削る時に使う「ウォーターレーズ」は、ドリルでなく霧状の水で虫歯を削るので、歯の象牙質にかかる衝撃がとても小さいうえ熱も発しにくいため、痛みを感じにくいのが特長です。その他では、殺菌効果に優れた「YAGレーザー」や、止血効果の高い「半導体レーザー」などを組み合わせ、治療中の痛みが小さくなるように工夫をしています。
早期発見・早期治療で痛みを少なくとどめます
どれだけ痛みを抑える器具を用いても、症状が進んでしまったむし歯などはどうしても痛みが生じてしまうものです。当院では、早期発見と早期治療を徹底することで、患者さまの痛みや不快感をできるだけ小さく抑えることを心がけています。
たとえば、肉眼では発見しにくい場所や、肉眼では見逃しやすいほどの小さい虫歯を発見できるダイアグノデントペン®やダイアグノデントカム®、実際のお口の状況を撮影するペンスコープを駆使して、異常の早期発見をし、痛みや不快感をできるだけ少なくとどめます。
患者さまに安心してもらえるコミュニケーションを続けます
ここまで機械のご説明を差し上げましたが、ほんとうに痛みの少ない治療というのは、道具や技術だけでなく、患者さまと病院の間でしっかりとしたコミュニケーションがあってこそ成り立つものだと、当院では考えております。
機械や技術で「痛くないです」とどれだけ申し上げても、痛みを感じるのは人の心です。私たちは、患者さまと病院スタッフの信頼関係が築けていてはじめて、患者さまが安心して治療に向かっていただけないと考えます。このため、ひとりひとりに合った治療を考え、患者さまにしっかりご説明しながら治療に入ることを日頃から心がけています。
歯の治療は、患者さまと私たちスタッフが協力し合うことではじめて成り立ちます。不安を感じたら、どのような小さなことでもご相談ください。当院では、患者さまひとりひとりに寄り添った「痛みの少ない治療」に取り組んでまいります