歯の豆知識

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インビザライン®️装着時の痛みの解決法4つをご紹介

こんにちは!横浜市磯子区の歯医者、「やまざき歯科医院」です。

 

さて、以前当コラムで当院の「痛みの少ない治療」についてご説明させていただきました。技術面では注射などのお話をさせていただいたところ、「矯正治療はやはり痛むのではないですか?」というご質問をいただきました。

 

本日はインビザラインを中心に、矯正治療時の「痛み」についてご説明したいと思います。

 

矯正治療では、「歯を動かす」ことで痛みが生じます

インビザラインに限らず、矯正治療では歯が動かすことで、痛みを感じさせる物質が発生します。

矯正治療では、歯に力を加えて、歯根にある歯槽骨という骨を使って歯並びを動かしていきます。歯槽骨が具体的に何をしているかというと、歯を動かしたい方向に対し、少しずつ歯槽骨を溶かす、空いたすき間へ歯を移動させる、動かしたらまた歯槽骨を新たに形成する・・・という繰り返しを行っているのです。

 

骨を溶かすことを「吸収」と呼びますが、この吸収を担っているのが、「破骨細胞」という細胞です。破骨細胞が骨を吸収する時に痛みが生じるのです。

痛みを感じるのは、歯が思ったように動いている表れですので、本来は治療がうまくいっているということなのですが・・・痛みを我慢してばかりでは治療が続きませんし、インビザラインであれば、痛みをコントロールすることもできます。

ここで、いくつかの痛みのパターンと対処法をご紹介します。

 

矯正開始直後に痛い時は、短時間装着から慣らしていきましょう

初めてアライナーを装着したときに、締め付けられているように感じるかたは少なくありません。それは、アライナーの装着にまだ慣れていないことと、現状の歯並びとアライナーの形状の差がやや大きいことが原因です。

インビザラインは1日20時間の装着をお勧めしています。長時間装着しないとせっかく動こうとした歯が元通りになってしまうからですが、とくにインビザラインを始めたばかりの頃、どうしても痛い時は「仕事中だけ」「学校にいる間」のように短い時間から、少しずつ慣れていくようにしましょう。3日くらいで慣れていくことがほとんどです。

アライナー交換直後の痛みが続く時は、歯科医にご相談ください

インビザラインでは、定期的にアライナーを交換しながら歯を動かします。このアライナーを交換した直後は、新しいアライナーで目指している歯並びと現状の歯並びの差がいちばん大きいため、どうしても痛みが生じます。

インビザラインは他の矯正方法に比べ、歯の移動をアライナーで細かく制御するため比較的痛みは少なく、3日ほどで慣れる場合が多いのですが、それより長く続く、たとえば1週間くらい痛みが続いてしまう場合は歯科医にご相談ください。

アライナーなどの器具の痛みは、歯科医で調整できます

先ほどお伝えしたアライナーやチューイーと呼ばれる器具、矯正完了後に後戻りを防ぐためのリテーナーと呼ばれる器具が当たって痛い、といった不具合は、歯科医で微調整をしたり、装着時間を見直すことで調整できることが多くあります。がまんせず、私たち歯科医院へご相談ください。

大切なのはコミュニケーション。私たち歯科医院は、患者さまの矯正期間を伴走します

矯正治療でいちばん大切なことは続けることです。痛いからといって、途中でマウスピースの装着をやめてしまうと、せっかく動いた歯が元に戻ってしまい、最初からやり直さなければならなくなります。

当院は、歯並びを矯正して健康を勝ち取りたいという患者さまの意思決定を何よりも大切にして、長い矯正期間を伴走したいと考えています。ご自身で我慢を抱えてしまったり諦めてしまったりせず、小さな違和感でもぜひ当院へご相談ください。

 

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