こんにちは!横浜市磯子区の歯医者、「やまざき歯科医院」です。
前回はインプラント治療の際に使う アバットメントという器具をご紹介しました。
さて、インプラントは人工の歯根を顎の骨に埋め込み、補綴物を装着することで歯を補うという治療方法です。なんだか痛そうなイメージを持たれがちなインプラント治療ですが、本当のところはどうなのでしょうか。今日はインプラント治療での「痛み」についてお話しします。
歯に関する「痛み」
お口の中で「痛み」が発生する主な原因は、大きく2つに分けられます。
ひとつは、歯に関する痛みです。歯は、エナメル質・象牙質・セメント質とよばれる硬い組織からできていて、その中心部には「歯髄」と呼ばれる神経が通っています。むし歯の時に歯が痛い、知覚過敏でしみて痛い、親知らずなど歯を抜く時に痛いと感じるのは、多くはこの歯髄が刺激されたり、炎症が起きたりした時です。
歯ぐき(歯肉)や歯を支える周りの組織が腫れて痛い時もあります。これは、細菌感染による炎症が起きたことによるものです。親知らずが痛いというのは、親知らずが生えたことそのものが痛いこともありますが、それ以上に親知らずが磨きにくい向きで生えたことで、歯が磨きづらくなり雑菌が残ってしまったことで起きた炎症の影響が大きいと考えられます。
インプラント治療で痛みを感じるのはどんな時か
ところで、インプラントを埋めるあごの骨(歯槽骨-しそうこつ)そのものには、痛覚(痛みを感じる神経)がありません。ですから、埋めることそのものが痛いわけではありません。
インプラントを埋め込む時は、歯ぐきを開いて縫う手術を行います。歯ぐきや歯槽骨の中を通る細い血管は痛みを感じてしまうため、どうしても手術中や手術後には痛みを感じます。このため、インプラントを埋め込む時にはしっかりと部分麻酔をかけ、患者さまが痛みを感じないようにします。術後に痛みを生じることがあっても一時的なものですし、痛み止めで緩和できる程度です。
痛む可能性がより高まるのは、インプラントを入れた後のお話になります。
インプラント自体は安定したものですが、患者さまの口の中は年とともに変化していき、かみ合わせも変わってきます。だからこそインプラントだけでなくお口の中全体をみるためにメンテナンスが欠かせません。インプラントを入れた後、お口の中のケアが不十分だったことで歯周炎が起きる恐れもあります。
当院では、インプラント治療が終わってからも定期的に通院いただき、メンテナンスしに来ていただくことをすべての患者さまにお願いしています。
インプラント治療は手術を伴うため、基礎疾患によってはインプラント治療そのものができない場合や、リスクを伴う場合があります。
当院のインプラント治療では、患者さまの状況を事前にていねいにお伺いし、リスクや痛みを最小限に抑えられる治療計画を作成します。院長の山崎は日々最新の治療技術や知識の習得を続け、ひとりでも多くのかたのお悩みにお応えしたいと考えております。
インプラント治療をお考えの際は、ぜひいちど当院へご相談ください。
↓↓↓当院のインプラントページはこちら↓↓↓
https://dental-yamazaki.com/implant/